「平成19年(2007年)以前の普通免許」は宝の山!25年AT車しか乗っていなかった45歳が4tワイド(MT)に乗れるようになるまで

4トントラックとホワイト環境の求人チェックイメージ

「2007年(平成19年)より前に普通免許を取ったから、免許証には『中型車は中型車(8t)に限る』と書いてある。でも、20年以上オートマ(AT)の乗用車しか運転していない自分に、いきなり4tトラックのマニュアル(MT)なんて運転できるわけがない…」

40代・50代で未経験からトラック運転手への転職を考えたとき、真っ先にぶつかるのがこの「マニュアル操作」と「トラックの車幅」への恐怖ではないでしょうか。

結論から言います。25年間完全な「MTペーパードライバー」だった私(うでまくり)でも、研修制度のある会社を選んだことで、45歳から「4tワイド(MT車)」を1人で乗りこなせるようになりました。

私は20歳の時にMTで普通免許を取りましたが、そこから45歳で運送業界に飛び込むまでの約25年間、マイカーもレンタカーも100%オートマ車だけ。前職で「ちょっとそこにある車を動かして」と頼まれた時も、それがMT車だと「ごめん、マニュアル運転できないから無理!」と断って他の人に動かしてもらっていたレベルの「実質AT限定ドライバー」でした。

この記事では、そんな私が45歳でトラック運転手に転職し、「経験者なら3日で終わる社内教習」に1ヶ月以上かけながらも、どうやって4tワイドの車庫入れやMT操作(クラッチ・エンジンブレーキの壁)を克服したのか、恥ずかしい苦戦エピソードも含めてすべてリアルにお話しします。

💡 忙しい方への結論(まず求人を比較したい方へ):

40代・未経験からトラック運転手を目指すなら、手積みなし・日勤等の条件で探せるココカラ・ドライバー(無料会員登録)と、中型4t・アームロール求人に強いトラックマンジョブをセットで無料登録して比較するのが一番確実です。


1. 「平成19年(2007年)6月1日以前の普通免許」が40代転職で最強の武器になる理由

40代後半・未経験で異業種へ転職しようとすると、一般的なオフィスワークでは書類選考すら通りにくくなります。

しかし、1970年代〜1980年代生まれ(就職氷河期世代など)の多くが持っている「2007年(平成19年)6月1日以前に取得した普通自動車免許」は、運送業界においてプラチナチケットになります。

  • 現在の制度での扱い:「8t限定中型免許(車両総重量8t未満・最大積載量5t未満)」
  • 乗れるトラック:街中でよく見かける4tトラック(中型トラック)に、教習所へ通い直す費用ゼロでそのまま乗れる!

最近の若い世代が普通免許を取っても「準中型」や「中型(4t)」にはそのまま乗れません。そのため、運送会社からすると「古い普通免許(MT)を持っている40代・50代」は、それだけで喉から手が出るほど欲しい人材なのです。


2. 初めて「4tワイド」の前に立った時の衝撃と、駐車場での反復練習

とはいえ、「免許証の上では乗れる」ことと「実際に運転できる」ことは別問題です。

私は25年ぶりのMT運転があまりにも不安だったため、求人を探す際に「未経験歓迎・研修が充実していること」を最優先条件にして、従業員250名ほどの一般貨物運送会社(1社目)に入社しました。

「これ、大型トラックじゃないの!?」とビビった初対面

入社後、教習で使ったのは標準の4t車よりもさらに横幅が広い「4tワイド」というトラックでした。

今でこそトラックドライバーとして経験を積んだので「4tワイドと大型(10t)はサイズが全然違う」と分かりますが、乗用車しか乗ったことがない当時の私が初めて4tワイドに近づいた時は、「でっか!!これもう大型トラックじゃないの!?」と本気で圧倒されました。

会社の駐車場でひたすら「2箇所を行ったり来たり」する車庫入れ練習

この会社には、自動車学校の教官のような「チェック専門の指導社員」が同乗してくれる社内教習制度(最後に卒業試験があり、合格して初めて1人立ちできる仕組み)がありました。

最初の頃は公道に出る前段階として、会社の駐車場でひたすら車庫入れの練習を繰り返しました。

  1. 駐車枠からトラックを出す
  2. 少し離れた別の空いている駐車枠まで移動してバックで車庫入れする
  3. また出して元の枠へ車庫入れする

この「2箇所を行ったり来たり」を何度も反復するのですが、乗用車と違ってトラックは車体が長いため、少しでも角度が斜めになっていると、車体全体ではものすごく斜めに歪んでしまいます。

さらに怖かったのが、「隣のトラックとの車間(横幅)の狭さ」です。

周りの先輩たちはみんなプロなので、狭い間隔でもスッと当たり前のように止めています。しかし当時の私からすると「いや、隣の車との幅、狭すぎない!?絶対ぶつかるって!」という恐怖との戦いでした。バックモニターを凝視しながら、「どこまで下がれるか」「どうハンドルを切れば真っ直ぐ入るか」を冷や汗まみれで練習しました(※不思議なもので、独り立ちして慣れてからは、あの狭さが全く気にならなくなりました)。


3. 25年ぶりのマニュアル(MT)運転で苦戦した「4つの壁」

車体の大きさと並んで大苦戦したのが、25年ぶりのマニュアル(MT)操作です。当時の私がぶつかった「4つの壁」を正直に振り返ります。

壁①:トラックごとに違う「クラッチの遊び」とエンスト恐怖症

アクセルワーク自体はAT車と同じですが、MTで一番怖いのはやはりクラッチ操作(エンスト)です。

教官の先輩にも言われましたが、トラックは車両によって「クラッチが繋がる深さ(遊びの感覚)」が微妙に違います。

普段からMTに乗っている人は「エンジン音」や「車体のちょっとした挙動(振動)」でクラッチが繋がったことを感覚的に把握できます。しかし、25年ぶりの初心者だった私にはその感覚が全く分かりませんでした。

  • ギアが繋がりきっていないのにクラッチを離してしまいエンストする
  • クラッチがしっかり踏めていなくてシフトチェンジに手間取る
  • 速度に対して適切なギアに入っておらず、エンジンが「ウォーーーン!」と悲鳴を上げてうるさい(あるいは60km/h出ているのに低いギアに入れようとして物理的に入らない)

「40km/hなら大体このギアだな」という速度帯とギアの感覚が掴めるまでは、毎日が試行錯誤でした。

壁②:運転中、「あれ、今何速に入ってるんだっけ?」と分からなくなる

これ、MT初心者の人には絶対に共感してもらえると思うのですが、周囲の安全確認や車幅、信号などいろんなことを同時に考えながら運転していると、「今、自分が何速に入れて走っているのか」を途中で忘れてしまうのです。

シフトダウンやシフトアップをしようにも、今が3速なのか4速なのか分からなくなるとパニックになります。練習中、私は本気でこう思っていました。

「AT車ならメーターの横に『D』とか『R』って出るのに、なんでMT車には『今3速』ってデジタル表示する機能がないんだ!?自動車メーカーさん、もしMT車をもっと普及させたいなら、スピードメーターの横に『現在のギアが何速か』を表示する機能を絶対につけるべきだ!」

今でもこれだけは全自動車メーカーに要望したいぐらい、当時は「今何速か分からない問題」に悩まされました(笑)。

壁③:【初心者あるある】エンストが怖くて「クラッチを踏みっぱなし」にしてしまう癖

教習中に指導員の先輩から一番厳しく、何度も注意されたのが「クラッチの踏みすぎ問題」でした。

特に低速でノロノロ走る時やバックで車庫入れする時、初心者の私は「とにかくエンスト(ストール)だけは絶対に避けたい!」という恐怖心が強烈に働いていました。その結果、クラッチを完全に繋がず、半分くらい踏んだ状態(半クラッチ)のままでスピードを調整する癖がついてしまっていたのです。

先輩からは早々に「クラッチが摩耗して車を傷めるから、その踏み方は絶対にやめなさい!」と注意されたのですが、一度ついた恐怖心はなかなか抜けず、無意識に左足がクラッチに伸びてしまいます。

そこから「どうすればクラッチを踏んでいる時間を最短にできるか」を常に意識し、必要な時以外はスパッと足を離してアクセルやブレーキでコントロールする練習を重ねることで、少しずつクラッチに頼りすぎる悪癖を克服していきました。これもペーパードライバーが必ず通る壁の一つだと思います。

壁④:【最大の壁】減速(エンジンブレーキ)したいのに「アクセルを踏む」という本能との戦い

そして、1ヶ月間の社内教習で私が一番苦戦したのが「エンジンブレーキでの減速(シフトダウン時の回転数合わせ)」でした。

遠くにカーブが見えてきて、5速から4速、あるいは4速から3速へギアを落としてエンジンブレーキを効かせたい場面。クラッチを切って低いギアに入れ、そのまま雑にクラッチを繋いでしまうと、車体が「ガクガクッ!」と激しく衝撃を受けてしまいます。

これをスムーズに繋ぐためには、クラッチを繋ぐ直前に「一度アクセルを踏んでエンジンの回転数を上げ、低いギアの回転数とマッチさせてから繋ぐ」という操作が必要になります。

頭では理屈が分かっていました。しかし、25年間オートマ車だけを運転してきた私の「本能」がそれを全力で拒絶したのです。

  • 25年間のAT車の本能:「アクセルを踏む = スピードが上がる(加速する)」
  • MTのシフトダウン:「アクセルを踏む = エンジンの回転数を上げる(結果としてスムーズに3速に繋がり、エンジンブレーキで減速する)」

目の前にカーブが迫っていて「減速しなきゃ!」と思っているタイミングでアクセルを踏むと、「このまま加速してカーブに突っ込むんじゃないか!?」という恐怖が先に立ち、どうしても足がすくんでアクセルを踏めなかったのです。


4. 「経験者は3日で終わる教習」に1ヶ月以上かけて卒業!すべてが財産になった

私のいた1社目は中途採用ばかりだったため、入社してくる人はほとんどがトラック経験者でした。先輩たちからは「社内教習?あんなの3日(クセが強い人でも1週間)で終わるよ〜」と言われていました。

しかし、25年ぶりのMT&初トラックだった私が卒業試験に合格するまでにかかった期間は、なんと「1ヶ月以上」。卒業試験の項目には、あの苦手な「エンジンブレーキでスムーズに減速できるか」もしっかり入っていました。

それでも教官の社員さんが見捨てずに付き合ってくれたおかげで、頭で考えるのではなく「クラッチを切ってシフトダウンし、アクセルをブォンと踏んで繋げばちゃんと減速する!」という感覚を何度も反復して体に覚え込ませ、ついに1ヶ月越しで卒業検定に合格して独り立ちすることができました。

1社目で1年半「4tワイド(MT)」に乗った経験が、現在の「天国の3社目」へ繋がった

その後、この1社目では配置転換(拘束15時間ルート)を機に1年半で退職することになりましたが、「最初の1社目に、社内教習がしっかりしている会社を選んで本当によかった」と心から感謝しています。

なぜなら、ここで1ヶ月みっちり練習し、1年半にわたって4tワイドのMT車を運転した土台があったからこそ、現在の3社目(日祝休み・手積みほぼ無し・完全1人作業で給料が一番良いホワイト産廃会社)でも、最初から4tアームロール車を何の不安もなく運転できたからです。


5. まとめ:20年・25年ぶりのMTでも大丈夫!最初は「研修が充実した会社」を複数比較しよう

もしあなたが今、「2007年以前の普通免許(8t限定中型)は持っているけれど、何十年もAT車しか乗っていないからトラックなんて無理だ」と諦めかけているなら、断言します。

25年間MT車から逃げていた45歳の私でも、1ヶ月練習すれば4tワイドに乗れるようになりました。あなたにも必ずできます。

ただし、1つだけ絶対に守ってほしい条件があります。それは、最初の1社目には必ず「未経験歓迎・同乗研修や社内教習が充実している会社」を選ぶことです。いきなり「じゃあ明日から1人で走ってね」という会社に入ってしまうと事故や挫折の原因になります。

🚚 未経験歓迎・研修制度ありのドライバー求人を比較するなら:

私が実際にどうやって未経験歓迎のドライバー求人を探し、どんな転職サイト・エージェントを使い分けたのかは、以下の比較記事とnoteで詳しくまとめています!

2 COMMENTS

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です